慶應経済学部の入試科目には小論文がありますよね。
経済学部って日本では文系っぽい学部だけど、実際は数学を使うし微分積分、線形代数や経済数学の証明など、取り扱う内容は理系に近いものが多数あります。
そのためなのか、慶應経済学部は英語・数学・小論文という3つの科目で受験することが出来て、理系の人でも滑り止めや本命として受験する人が多いと思います。
「おれ(わたし)、理系だけど受けようと思ってんだよね〜。でも国語が結構苦手で小論文って聞くだけでヤバそうに思えるんだよ助けて〜www」
そんな人のために、今回は慶應経済の小論文をどう対策するのか?をまとめました!
はっきり言う!小論文対策なんて最後の最後で良い
国語が出来ない理系の諸君に朗報!ぶっちゃけます。
慶應経済の小論文は対策なんてしなくてOKですw
実際に国語がめちゃくちゃ苦手でセンター国語(200点満点)で100点を叩き出したトラが言うんだから間違いないっす。
まぁでもそれじゃあ客観性に欠けるので、もっと掘り下げていきましょう。
小論文の配点は低い
慶應経済を受験するつもりの人なら知っていて当然だとは思いますが、試験の科目別配点はこのようになっています。
英語 | 200点 |
---|---|
数学 | 150点 |
日本史 | 150点 |
世界史 | 150点 |
小論文 | 70点 |
理系の人でも受けられるA方式が英語・数学・小論文の420点満点。
文系の人が受けるB方式が英語・社会(日本史or世界史)・小論文の420点満点になっています。
つまりA方式でもB方式でも小論文の配点は70/420点な訳で、はっきり言って低いんですよ。
でもまだこれだけでは小論文対策なんてしなくて良い!とは言えないですよね。そこで次に見るのが合格最低点です。
慶應経済の合格最低点から考える小論文の重要度
2010年 | 267点 |
---|---|
2011年 | 259点 |
2012年 | 289点 |
2013年 | 270点 |
2014年 | 250点 |
2015年 | 254点 |
2016年 | 238点 |
2017年 | 218点 |
2018年 | 207点 |
こちらの表はA方式の合格最低点を年度別にしたものです。
小論文を取り除いた満点は350点。ここ数年の合格点の最低点数を見てもわかるように、英語と数学(もしくは社会)だけで余裕で合格できてしまう数値なんですよね。ついでにB方式の場合は数十点上がる傾向にあります。これを考えると如何にA方式がガバガバ受験かわかりますよね?w数学できる人は絶対にA方式で受験しましょうw
ここ数年は最低点も下がっている模様。足切りの点数も100点を切っています(A方式)。
小論文は合否に直結しない
小論文ははっきり言って合否に直結しません。間違いないです。小論文を頼りに受験するようでは落ちる可能性がかなり高くなるってことも言えますね。
小論文は70点満点ですが、せいぜい取れて30点、普通にやって20点取れれば良いやの精神で最初から挑むべきなんですよ。
それくらい小論文は慶應経済の入試においてオマケ程度でしかないんですわ。
問題もストレートで小論文としては簡単な方
慶應経済の小論文は60分。問題形式は、基本的に何かに関する文章が用意されていて、それを読み、その文章に関する設問が2題用意されていると言った感じ。
1問目は文章をしっかり読めば必ず正解を書くことができる問題。文章の中に答えが書いてあるので、事前の知識は不要です。読解問題に近いですね。むしろ難しい表現でいっぱいの現代文の問題より簡単ですねw 現代文が苦手だったトラが言うんだから間違いないっす。
2問目は文章の内容に関連させて議論や問題を発見し解決、またはみじかな具体例を説明して解決例を出したりと、こちらが普通の小論文って感じになります。
どっちもSFCの小論文と比べればはるかに簡単な内容なんですよ。
確実に1問目を解いて、残り時間で2問目を書いてあげる。多少苦しくても書く。これが重要。あわよくば30点取れればOKの精神でいいんです。そして実際に取れます。
だから頑張ってもそこまで美味しいわけでもない。これが小論文対策がほとんど意味をなさない、対策不要と言える理由ですね。
それでも不安!対策するにはどうすれば?
そうは言ってもちょっとは対策しないと不安な人もいますよね。そのような人はどう言った対策をすればいいか。
時事系の問題が出ることもある
経済に関する題が出る年ももちろんありますが、大きな出来事(例えば東日本大震災による原子力発電の問題)が起こるとそれに関する問題が出るんですよ。なので、世界的に見ても大きな出来事が起こった時はしっかりニュースをチェックしておくこと。
最低限の書き方だけは学んでおく
慶應経済の小論文は論文と言うよりはちょっとした現代文の読解に近いです。だから『小論文の書き方』的な本を読んでもあんまり意味はないです。
なので、特別な対策は不要なんですが、最低限の書き方を学ぶなら参考書……ではなく、いっそのこと過去問の解答をいくつか読んで見ることですね。赤本や青本はもちろん、今ではネット上に解説してくれているサイトが多数存在しますよね?そう言った解答例を読んでみて「こんな感じで書けばいいのか!」と理解すれば十分です。
過去問で練習しよう
あとは問題傾向を掴むために、過去問を使って解いてみるしかありません。ネットでも青本でもなんても使って解いてみましょう。
まとめ:小論文対策なんて最後で良い
合否に直接影響しない小論文の対策はギリギリまでしなくて良いです。学習系のサイトが小論文対策に本とか色々紹介していても騙されないでくださいw
そんな対策いらねーから!
そんな暇あるなら英語と数学(or社会)の勉強に集中して、その2教科で合格できるまで力をつけるべきですね。
トラの場合、合格した本番では英語1ミス(記述は知らん)、数学2ミス(記述含む)で小論関係なしに合格ラインまで持っていけました。
結論:A方式マジでサイコー!!